電気工事はある程度の規模以上になると、施工を行う技能者だけで行うことが難しくなります。施工計画や施工図を作成したり、工程管理、品質管理、安全管理などの管理業務が必要になってきます。これら施工の監督・管理を行うのが“施工管理”の仕事です。
施工管理では、自分の手を使って電気工事の作業はしません。電気設備が建物にきちんと設置され、使えるようにするため、現場施工の技能者の工事を監督します。また、設計者・発注者とも打合せを行い、設計要求や発注者の要望を工事に反映させていきます。
この仕事に必要な資格は、電気工事施工管理技士があり、取得すると一定水準以上の施工技術者として認定されます。工事全体の監督の役割を果たします。